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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

「ん~‥‥?」

先輩の声が聞こえたような‥けど先輩はいつも俺の隣だから‥俺はそのまま抱きついた

「バカかお前っ!」

「日高君?いいのか?」

何がいいのかだ!
よくねーよっ


「ナンパ野郎早く車止めろ!」

「ナンパ野郎じゃなく橘さんだ!」

あーもうっ!

「ちょっ危ないから動くな!」

ナンパ野郎の言葉を無視して俺は助手席からそのまま飛び移る感じで後ろの後部座席に乗り移ったら鮫島が日高の肩を抱いていた

「鮫島日高から手どけろっ日高俺はこっちだバカ!起きてよく見ろっ」

「‥‥ー‥スー‥」

どっちでもいい‥俺眠い‥

俺から日高君を奪う感じで日高君を引き寄せ肩を抱きしめた相川

「へー‥(笑)」

鮫島がニヤニヤ笑った

「なんだよっ!?」

「いや(笑)別に」

相川のヤツちょっとは進歩したじゃん(笑)

日高が俺の胸の中で寝息を立て始めた

まだ夢の中か?
寝顔かわいいな…

お前寝ぼけてる時が一番危なっかしいの自覚ねーだろ‥


その頃俺はスタジオから少し車を走らせてスケジュールの確認をすっかり忘れていたのに気づきUターンしていた

「もう誰もいないかな‥」

スタジオに着き扉を開けるとBスタジオから明かりが漏れていた

「誰かまだいる!良かった‥」

俺はBスタジオの扉を開けたら監督がモニターを見て何か独り言を言っていた

亮さんいない‥良かった‥

俺は監督に声をかけた

「お疲れ様です‥監督スケジュールの確認をしたいのですが‥」

「遥香君?お疲れ様♪ちょっと見てくれないか?この新人うちの事務所の専属にしようと思うんだが?」

新人を専属に?

俺は監督が見ていたモニターに目をやると映っていたのは鮫島君が鞭を振り乱していた

「え??鮫島君が何で!?」

監督が笑い出した

「鮫島ってゆうのか?(笑)どうりで間違えるはずだ‥いや‥この受け役の子が冴島って言ってね‥アシスタントが間違えて連れて来たのが鮫島君だった訳か。いやーまいったまいった(笑)」

笑ってる場合じゃないだろ‥

「この子素人とは思えないんだよね‥」

「いいえ‥彼は素人ですよ監督」

「本当かい?遥香君一度手合わせしてみないか?」

「え!?私がですか!?けど彼が何と言うか‥」

「聞いてみよう‥」

出入りする時に連絡先を書いたリストを手に取った監督

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