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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

「はい!カット~♪」

「君本当に素人?すごいね‥あっ気絶してる‥」

気を失った彼を見て俺にバスローブをかけてくれたアシスタントの人

「俺帰りますから‥」
「え?!帰るの!?監督に言わなくちゃ!」

慌てて監督に言いに行ったアシスタント

日高君が唖然と立っているのが目に入った

「帰ろうか‥俺着替えてくるから待っててな」

「え‥あっはい…」

ベッドの上での鮫島先輩は何しでかすかわからねー怖えー鬼だな‥と思った俺

「お待たせ♪帰ろうな♪」

俺の肩にいつも通り腕をまわして笑顔を向ける鮫島先輩

さっきとはまるで別人

あっ雅人さんに帰るって言わないと

鮫島先輩と一緒に隣のスタジオに戻って雅人さんを探すと見えた後ろ姿

「あっいた!俺言ってくるから待ってて鮫島先輩」

「え‥俺も行くからっ」





「亮さんっやめてください‥離してっ」


「何だよ(笑)雅人が撮影してるって聞いて会いに来たのに久々やろうぜ‥な?雅人」

この人は俺のデビュー作品の相手役だった人そしてこの業界の事を色々教えてくれた人

「嫌っだ!やめっ」


「雅人さん?俺と鮫島先‥」

え‥日高君?!

「君は?」

雅人さんの手首持って壁に抑えつけていた人が俺に声をかけてきた

雅人さんが俺の前に立って俺を男の人から見えなくした

「彼は関係ないです。今度埋め合わせしますから‥行くよ」

「え‥雅人さん?」

俺の腕を引っ張ってドンドン歩いて行く雅人さん

「あっ遥香さん♪今日はありがとうございました俺すげー嬉しかったです」

鮫島先輩が走ってきた

「え‥あっ楽しんでもらえた?」

「はい♪すげー楽しかったです(笑)」

鮫島先輩笑いながら鞭振り乱してたもんな‥



外に出ると橘さんと先輩が車から降りてくるのが見えた

「日高てめー‥」

ズカズカ歩いてきた先輩

やっぱ先輩怒ってるよな?

「先輩ごめんっ‥え‥?」

先輩が俺に抱きついてきた

「心配さすなっバカ!」

日高君に抱きついた女の子?いや…男?

「彼は‥?」

雅人さんが抱きついてきた先輩を見て聞いてきた

「あっ紹介します!この人が俺の付き合ってる先輩で隣の人が橘さん」

「どうもってあなた遥香さんじゃ‥」

橘さんも知っていた雅人さんの事

「日高君知り合いなのか?」

「え‥あ‥まぁ‥」

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