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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第30章 身体測定

キーンコーン♪カーンコーン♪

昼休みのチャイムが鳴った

「なっちゃん新しいパンツ履いてきた?(笑)」

俺の背中にぶら下がって話す鮫島

「うるさいな!お前はどうなんだよ‥」

どうでもいい事に返事してしまった俺

「俺?俺はね~♪」

日高と河辺が一緒に来た

「俺はね~♪」


「あっ♪日高君♪」

俺からすぐ離れて日高のそばに行った鮫島が日高にこそこそ話していた

まさか‥

「お前余計な事言うなよな!」

叫んだ俺


俺は日高君に相川のパンツが新しいのか聞いていた


「余計な事って何?」
赤い顔した日高が一瞬にして真顔になった


え‥違うのか?

鮫島と目が合ったらニヤニヤしてやがった

紛らわしいんだよお前はっ

日高が近づいてくる

「先輩?余計な事って何?」

言いたくなかった
日高を心配させたくない
自分の身体を自分で守れない程弱いのか!?と思われたくなかった

それに鮫島が言ったから上野にこれ以上怪我させて日高に何かあったらと思うと怖かった
上野の身の危険も感じた

「何もないからっ行くぞ‥」

先輩何か隠してる

俺は鮫島先輩に聞いた

「鮫島先輩知ってます?」

鮫島先輩はさぁ?って顔をした


何か隠してる

俺はだんだん苛立ってきた

けど我慢した

「日高君河辺それになっちゃん何食う?」

それにって つーか何でいつも最後な訳!?

「俺朝遅かったから今日はいいや(笑)」

じゃ何で来んだよお前

「僕もやめとこうかな‥」

河辺までそう言った

「なっちゃんは?」

「俺は‥」

日高と目が合う

先輩食うのか!?って顔された

俺は何頼むんだろうと思って見ただけだった

「俺もいいや(苦笑)」

先輩が食べないと言った

やっぱり何か隠してるんだ‥

「俺も腹減ってねーんだよな(笑)」

鮫島まで?


結局俺たちはドリンクだけ買って席に座る事にした

珍しく河辺と相川日高君が楽しそうに話している

俺の悪戯心が騒ぎ出した

カチ♪カチ♪

ヴイーン♪ヴイーン♪ヴイーン♪

突然動き出した後ろの異物

「あっ!くっゥ‥ッ‥ン‥」

「河辺どうした?」

もぞもぞしだした河辺に先輩が聞いた

「な‥何でもっないゥ‥くっ‥ッァ‥」

カチ‥
スイッチを止めてやった

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