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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第29章 日高の禁欲生活

「だから日高は何だよ?」

「日高は‥」

キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

「チャイム鳴った!なっちゃん教室戻るぞ」

鮫島が俺の手を握って走り出した

「ちょっ手握んなっ」
ガラッ

「鮫島相川またお前らは」

先生が少し遅れて入ってきた俺らを呆れた目で見てくる

「相川朝から体調悪くて保健室で寝てたから様子見てきましたー元気そうなので連れてきましたー♪」

朝の授業の先生とは違っていたから先生も心配してくれた

「相川大丈夫か?」

俺は頷いて席についた

ツンツン♪

また鮫島が俺の腕をツンツンしてきた

「なっちゃん日高君って激しいの?」


はぁ!?何言ってコイツ

「お前には関係ないだろ」

ニヤリと笑った鮫島
「だってそこら中にキスマ」

ガタッ!

「うるさい!お前は何でそう」

「うるさいのはお前だ!相川廊下に」

先生が廊下に立つように言おうとした時鮫島が先生に

「先生?相川体調悪いってさっき言ったじゃん?それでも廊下に立たせんの?」

「う‥席に座りなさい‥」

鮫島に言われて渋々席に座るように言い直した先生

「鮫島お前」

俺の腕を引っ張る鮫島

「なっちゃん座って♪」

「ったくお前は‥」

俺は鮫島に腕を引っ張られて席に座った

「お前って不思議だよな?」

黒板見ながらそう言った俺

「何が?」

「何がって」

日高と同じような反応して同じような事する鮫島が不思議だった

「あ‥礼言わなきゃ」

「礼?何の?」

そうやって俺が言うのをずっと待つとことか‥

「昨日は‥」

「昨日?」

何にでも聞き返してくるとことか‥

「ありがとな‥」

「礼言われるような事したっけ?」

自然と俺を素直にさせようとするとことか似てる

そう思うと俺は

「何でもない♪」

「変ななっちゃん‥」

だから俺は鮫島といると安心するのかも知れない








「さてと♪資料まとまったから持って行くか‥」

私はまとめた資料を職員室に持って行く事にした

「重いな‥」

3学年分のまとめた資料

かなりの量でかなり重かった

私は面倒くさい事が嫌いな性格でまとめて一回で済まそうとした

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