テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第29章 日高の禁欲生活

次の日の朝

「ん~‥。‥‥‥」

俺に抱きついて眠っている日高が隣にいた

俺は上半身だけ起こして日高をずっと見ていた

昨日俺を守るんじゃなかったのか?とか
お前がいれば十分だからなとか色々言ってしまったような‥
急に赤くなる俺の顔

恥ずかしすぎるっ

日高覚えてませんよーに‥!

「ん~‥先輩チュー‥」

日高が寝言言いながら腕伸ばしてきた

「バカかっ!できるかよ!」

俺は日高が伸ばしてきた腕を払いのけようとしたら逆に掴まれた

「先輩おはよ♪」

ニヤと笑った日高

「お前なっ狸寝っんうっ」

掴まれた腕を引き寄せられキスされてしまった

チューパ‥

ゆっくり離れる唇と唇

「先輩そんなに俺が好きなの?」

はぁ!?

「お前何言ってんだ!?」

上半身を立て直そうとするとまた引き寄せられる俺の腕

「俺の寝顔ずーっと見てたでしょ(笑)」

「みっ‥見てない!離せっ」

え‥‥‥

「お前朝から何考えてんだよっ!」

引き寄せた俺の手を自分の上半身裸の胸に押さえつける日高
「昨日散々好きだの俺がいれば十分」
「うるさいっ!」

先輩ー‥

「ちぇ。いつもの先輩にまた戻ってる」

いつもの俺に?
いつもの俺って何?
先輩困ってるかわいい(笑)

「冗談だよ♪」

チュッ♪

軽くキスされたかと思うと日高が先にベッドから降りた

頭ポリポリかきながらキッチンに行き冷蔵庫を開ける

「あ?ケーキ食い忘れてた‥」

あ!俺も忘れてた!

走って行ってケーキの箱を開ける俺

「食えるかな‥」

日高と目が合う

日高が止めとけと目で言っていた

「いや!食う!」

「ちょっ先輩!?当たっても知らねーよ?」

食あたりは怖いとか言う日高をよそに一口食べたら意外にイケた

「全然問題ねー♪」

先輩が3日前の手作りケーキをパクパク笑顔で美味しそうに食べていた

「俺どうなっても知らねーからな‥」

「日高いらねーなら俺もらう♪」

俺の分までケーキを食う先輩

しかし鮫島の姉貴いい人だったな‥

あ‥鮫島にも礼言わなきゃだな‥






先輩がお腹を抑えながら歩いていた

「だから言ったじゃん‥大丈夫かよ‥?」

「何か腹がキリキリ‥ヤバイ!」

ヤバイって先輩!?

猛ダッシュで走って行く先輩

ストーリーメニュー

TOPTOPへ