テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第21章 なんで‥

どうして俺は

《いや‥別に》

なんて言ってしまったんだろう

以前コイツが日高に興味があるとか言われた時取られそうな気持ちになって怖くなったからか?

「なっちゃん聞いてる?」

そんな事を思いながらかぶさったままの鮫島と歩いている

日高と一緒に学食食べる約束してた事をすっかり忘れてしまっていた

「お前重いから離れろって(笑)」

「なっちゃんがキャシャすぎなんだよ(笑)」








やっぱり先輩迎えに行こう♪

先輩は確か3年C組‥

俺が廊下を歩いているとデッカイ男に被されながら歩いてくる先輩が見えた

すっげー楽しそうに笑い合っていた

「やめろって鮫島(笑)‥‥‥日?」

日高と目が合ったかと思うと日高がどんどん離れて行った

「なっちゃん?どうした?」

離れて行く日高を見た時思い出した
けど遅かった

「何でもない‥行くぞ!鮫島!」

「なんなんだよ!待てよ!」



俺は先に一応先輩が慌ててくるかと思って学食の隅で待っていた

「鮫島おせーよ(笑)」

先輩がきた!

「せん‥‥ぱ」

声をかけようとした時先輩の後ろを走ってきた男がいた

あいつは‥

先輩に覆い被さっていた男

先輩は俺に気づかず学食に入って行く

「なっちゃん何にする?」

《なっちゃん?》

「何でもいい‥腰痛てーから鮫島と一緒でいいから頼んどいて」

先に席についた先輩

俺も学食の列に並んだ

「なっちゃん大丈夫かよ?保健室行くか?」

「いいってお前過保護だな(笑)」

鮫島が頼んだのはカツカレーだった

「カツカレーか♪いただきます♪」

パク♪

「うまい!」

俺は鮫島に目でうまいと合図した



俺はハンバーグ定食を頼んで先輩から少し離れた後ろの席に座った

食べながら先輩達の様子を見ていた

少し鮫島ってヤツの後ろを見れば俺がいる事がわかる席だった
なのに先輩は気づかなかった



「鮫島?」

俺がカツカレーガツガツ食ってるといきなり相川が俺を呼んだ

「何?♪」

「ついてる」

ほっぺを指指す相川

俺は相川が指指す自分のほっぺを触った

「まだついてるよ(笑)バカだな」

「どこだよ?わかんねーよ(笑)」

すると相川が

「ここだろ?」

そう言ってほっぺについたカレーを取ってくれた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ