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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第55章 2回目の温泉旅行

相川「そーっとだぞ‥そーっと開けろよ」

先輩が俺の腕を引っ張り俺だけが部屋に連れ戻された
先輩は俺の後ろで俺のシャツを握ってる

日高「(シャツ伸びるから…)って何で俺が先頭な訳?」

ブルブルブルっ‼

相川「お前が一番背が高いから…」

背が高いのは小野寺さんだろ?
小野寺さん呼べよ‥

相川「早く行けよ!」

それ言うなら先輩が行けよ

日高「何?何?何が出たって?」

日高がゆっくり部屋に入って行く
頼もしいやつだ

日高「真っ暗だな?先輩電気付けて?」

相川「何で俺に言うんだよ‼」

日高「先輩しかいないからだろ?」

相川「お前がつけろよ(怖いっ)」

ったく…

日高「はいはい電気どこだ?」

くるっと向きを変えた

相川「俺に背を向けるな‼」

日高「先輩がしがみついてんだから仕方ないだろ?」

そう言う意味じゃねー‼

相川「早くしろよ‼」

もう何なんだよ‥

日高「落ち着けよ(あーうるさい‥)」

パチッ♪

日高「電気つけたよ?」

まだ俺にしがみついていた

日高「先輩?」

ガクガク‥ブルブル!!

相川『震えが止まらない』

日高「怖くないから‥ね?俺が側にいるだろ」

振り向いて後ろで震えている先輩の両肩を包んだ

相川「うん‥」

日高「怖くないよな?何が出たの?」

相川「お化け…」

お化け?頭いい子♪いい子♪しながらまた聞いた

日高「どこの部屋?」

相川「あっち‥」

先輩が指差した

奥の間か?

ゆっくりゆっくり奥の間へ足を運んだ

日高「何もないけど?」

相川「そんなはずないっ‼」

俺を押し退け後ろにいた先輩が前に出てきた

出て来れるんじゃん‥

日高『あ‥お腹痛いかも‥』

ほっといても大丈夫そうかな?


相川「日高あっち‼」

指差して振り向いたら日高がいない?

相川「日高?おい‥悪い冗談はよせよ‥おい‥」

しー…ん‥

返事がない?

相川「おい‼日高ってば!」


ジャー‥♪

日高「あーすっきりした」

相川「‥‥っ‥」

トイレから出たらすすり泣く声がした

日高「先輩?」

部屋を覗くと

日高「ちょっ先輩?」

先輩が抱きついてきた

相川「何でいないんだよ‥っグズ」

日高「あーごめん(笑)急にお腹痛くなっちゃって」

相川「それを先に言え‼」

え?泣き止ん‥嘘泣き? !

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