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小野寺「バカ者！」

ﾊﾞﾝ‼テーブルの湯呑みがひっくり返りそうになった

びくっ‼

「落ちた場所がたまたま温泉だったから良かったもののコンクリートだったら大怪我していたぞ‼何であんな事をした？」

河辺「鮫島先輩がﾄﾞｯｷﾘ大作戦しよって‥」

河辺‼?俺を裏切る気か！

小野寺「ﾄﾞｯｷﾘ大作戦？」

河辺「そう鮫島先輩が」

何かヤバイ展開に‥ここは逃げた者勝ち

こそ～っ

小野寺「どこに行く？！」

鮫島「…………」

ガミガミガミガミ…

隣の部屋で鮫島が背高ﾉｯﾎﾟに説教されている


相川「バカだよな‥」

日高「うーん‥」

相川「どれぐらい続くのかな…」

日高「さぁ‥？」

相川「さぁってお前っ!？」

日高「なっ何？」

相川「もういい‼」

もういいって先輩？先輩が立ち上がって隣の部屋に行こうとした

スタスタスタ‼

早っ‼?

ガラっ

相川「飯まだ?」

え？先輩？ご飯？

小野寺「今は夕飯よりこっちが大切だ‼」

バカなのは先輩だ
そんな事言ったら余計怒るに決まってる

相川「こっちが大切？背高ﾉｯﾎﾟはﾅﾝﾊﾟ野郎より説教が大切なのか？」

小野寺「橘さんは今関係ないだろ」

相川「関係ない?ﾅﾝﾊﾟ野郎一人にして関係ないって言えるのか？なー？ﾅﾝﾊﾟ野郎?ﾅﾝﾊﾟ野郎より説教が大切なんだってさー？」

ぎょっ‼?

小野寺「なっなつめ君‼?」

相川「だったらもういいだろ？飯にしようぜ俺腹減った‥」

小野寺「仕方ない夕飯にするか。鮫島君分かったな？」

そう言って背高ﾉｯﾎﾟは部屋を出た

鮫島「助かったわありがとうな」

はー‥とため息ついて鮫島はあぐらをかいた

相川「別に腹減ってただけだし？でもまー？お前も大変だな」

何が大変か分からないけど…

鮫島「…ったん…だよ…ボソッ」

相川「？」

鮫島「だから俺は！おっお前と‥仲直りしたくて‥その」

仲直り?

相川「俺別に怒ってねーよ？」

鮫島「怒ってただろ！?」

相川「そうだっけ？普通にごめんって言えばいいだろ？」

お前なー‥それに謝ったけど許してくれなかったじゃねーか‼?

相川「それより飯にしようぜ♪何だろな飯?(笑)鮫島も来いよ♪」

鮫島「あ‥ああ？」

何だかよく分からないけど仲直り出来た？

夕飯のおかげか？

いや何か納得いかねーな‥