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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第55章 2回目の温泉旅行

小野寺「なつめ君と一樹こんなところにいたのか?」

橘「相ちゃんどうしたの?」

日高「それが…」

なつめ君が地面から何かを手に取った

小野寺「綿菓子?」

相川「せっかく日高が買ってくれたおまけの綿菓子ぶつかって落としてしまって‥こんなになっちゃって‥もう食べれない‥」

鮫島「また買えばいいだろ?」

相川「そうゆう問題じゃないんだよ!初めての夢の綿菓子なんだぞ!初めては大切なんだぞ‼」

そんな事俺に言われても…

橘「まぁまぁ相ちゃんそれそのままそこに置いて行こう?」

相川「え?置いて行くの?」

初めての想い出の綿菓子
置いて行きたくない

日高「あっ先輩ほら見てみろよ♪先輩の綿菓子が落ちた場所にアリさんが集まってる!置いて行ってあげようよ?アリさん喜ぶよ?ね?」

相川「でも‥」

日高「先輩のはここにあるし俺たちは食べれないけどアリさんは喜んで食べるんだよ?アリさんにあげようよ」

「……‥」

落とした場所に綿菓子を置いた

小野寺「じゃメインの昼食を食べに行こうか?」

河辺「僕焼きそばがいい♪」

俺の綿菓子がどんどん遠ざかって行く


日高「先輩ごめんな‥何だか俺…」

相川「もういいよ‥日高が悪いんじゃないし」

そう言ったけどトボトボ歩く先輩は寂しそうだった

鮫島「いつまでショゲてんだ?元気出せよ!♪」

バンっ♪

鮫島に背中叩かれた

相川「痛いっ‼」

鮫島「お前がショゲたら日高君まで暗くなるだろ?」

日高「……………」

相川「何でお前が俺より暗いんだよ?」

日高「だって‥俺のせいで」

相川「だからお前のせいじゃないって言ってるだろ?アイツら今度見つけたら覚えてろよ‼」

鮫島「あはは(笑)会えるといいな?」

相川「別に会いたくねーけど綿菓子の恨み果たしてやる‼その時は鮫島も参加だからな」

鮫島「は?何で俺まで?…まぁいいけどよ?ところで何食べる?河辺は焼きそばって言ってるけど」

鮫島が肩組んできた

相川「日高は何食べたい?」

日高「俺は別に‥」

むっ!イラっ!

相川「いつまでも暗い顔すんな‼」

ポカッ!

日高「あっイテ‼」

相川「ほら日高も来いよ?」

俺は空いてる方の腕を伸ばした

すんなり入ってきた日高

こいつのこうゆうとこ好きだな

やっぱり俺がしっかりしていないとって思えるから

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