無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

鮫島「ほらよ？」

鮫島が俺に風船くれた

相川「いやいやっいらねーし！」

鮫島「まぁそう言うなって(笑)何かに使えるだろ？」

何かって何だよ？

日高「あっ」

あっ？
ぼんっと浮かんだあるモノ

相川「日高お前なーっ‼」

このむっつりスケベ‼

日高「先輩♪あっち行こう！」

相川「あっち？」

日高が俺を引っ張って行く

小野寺「あんまり遠くに行くなよ？」

日高「はーい♪」

相川「おい日高？どこ行くんだよ？」

日高「先輩選んで？」

選ぶ？

おっちゃん「兄ちゃんどれにする？」

ぶらぶらぶら下がるキャラクターのデッカイ袋

おっちゃんが機械にスコップで何か入れたらモコモコ♪モコモコ♪白いふわっふわの糸が沢山出てきた‼

あっ綿菓子か‼?

日高「先輩どれがいい？買ってあげるから♪」

買ってあげると言われてもキャラクターのデッカイ袋持つのはさすがにこの歳になって恥ずかしい…

相川「今巻いてるやつが食べたい」

日高「巻いてるやつ？」

ぐるぐる♪ぐるぐる♪おじさんが棒を回して綿菓子の糸を絡め取っていた

どんどんデッカくなる綿菓子

日高「あっあれを持って歩くのか？」

どう考えたって邪魔だ

コクリと先輩は頷いた

日高「前見えないよ？」

相川「歩けるから大丈夫‥」

キャラクターの袋持って歩くよりマシだ

日高「わかった。すみません‥今作ってる綿菓子もらえませんか？」

おじさん「あーこれか？いいけど歩けるか?(笑)」

日高「やっぱりほら歩けるかっておじさんも聞いてるよ？やめとけば？」

相川「ヤダ‼これがいい‼」

そんな可愛く言ったって‥

おじさん「あはは(笑)だったら特別に小さいの作ってやるからそっちの選んどいてくれないか♪」

だからキャラクター物が嫌だからそれがいいって言ったのに！

日高「先輩選んで？」

相川「選ばなきゃダメなのか？」

日高「そらそうだろ？おじさんの特別綿菓子もらえないよ？」

相川「じゃ…」

じゃ…じゃねーだろ俺‼俺は別におっちゃんの綿菓子が欲しい訳じゃないんだ‼って俺はその綿菓子が欲しいのか？いやいや違う‼

日高「ほら早く」

相川「うっ…」

おじさん「ほい出来たぞ♪800円な♪毎度あり～♪」

ふわっふわの出来立てのモコモコの綿菓子

ほわわわわ～♪

俺には綿菓子が違う何かに見えた♪