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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第55章 2回目の温泉旅行

「あー先輩…っぁ」

生暖かい鼻息が先っぽにかかる

先輩の頭をぐぐっと前にと押しやった

「お前諦め悪いな‥」

「何でわかった?」

「単純だから?」

「ひど?!こうしてやる‼えいっ(笑)」

鼻先つまんでやった

「んがっ!!?」

「苦しいだろ?(笑)ほらお口開けて息してみろよ(笑)」

ん~っんんっ‼

「ほらあ~ん♪は?(笑)」

くっ苦しい‼思い通りにさせてたまるか‼

でも息できない!俺はこのまま死ぬのか?

あっ‼♪

「っしぃーっ‥しぃーっ」

しぃーっしぃー唇のはしっこをぶるぶる振るわし息をした

「ラクダみたいだな(笑)」

ラクダ?!

「ロッロバと言え‼」

ロバ?

「何でロバなんだよ?(笑)」

ラクダよりマシだ

「ロバは賢いからだ!荷物運ぶのお前知らないのか(笑)」

知らないんだろ(笑)

「ラクダだって荷物ぐらい運ぶだろ(笑)何言ってんの?」

は?

「ロバは人乗せて走るんだぞ‼」

力持ちなんだぞ!

「ラクダだって人乗せて走るけど?(笑)」

くそーっ!

「ポニーだぞ‼ポニー!」

「ロバとポニーは違うだろ?」

「どう違うんだよ?同じ馬だろ?(笑)」

「小野寺さーん‼先輩が屁理屈ばっかり言う!!」

おい‼こら逃げるな‼そのまま歩いて行くな‼

俺は岩場の影に身を潜めアイツはバカだとつくづく思った

「小野寺さーん‼聞いてよ!先輩がさ!」

温泉に橘さんと浸かっていると一樹がやって来た

「一樹か?どう‥下(した)‼?」

「日高君どうか下(した)!!?」

毛が‼?

日高「二人共どうしたの?」

橘「どうしたのってこっちがどうしたの?」

「何が?」

「下の毛どうしたの?」

橘さんストレート過ぎるだろ‼←小野寺

下の毛?

…………あー‥

「暑いから剃ってみた(笑)」

「暑いから?」

まだ1月寒くないか?

「そ♪丸坊主的な?(笑)」

「普通は頭じゃ?」

いや‥まぁ‥そうなんだけど…

「橘さんと小野寺さんも涼しいからやってみたら?あはは♪それじゃ♪せんぱーい?」

…………。

…………。


「せんぱーい?」

日高が戻って来た

「あれ?先輩がいない?」

どこだ?キョロキョロ

先輩は温泉に浸かっていた

「何だ♪温泉にいたのか?」

「そりゃ温泉だろ」

意味違うよ…

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