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「買う買わないを決めるのは俺だお前じゃない」

「鮫島?」

って事はやっぱりバイトしないのか？

相川が少し困ったような寂しいような顔をした

「俺がいないと寂しいか？」

「え？あっ…うん」

ハッ！？え？あっうん‥じゃないだろ俺っ‼

がしっ♪

「そうか♪そうか♪」

「鮫島?」

鮫島が肩組んできた

「河辺心配するな！俺なっちゃんとバイトするから♪」

兄さんとは余計だよ
どこまでも兄さんなんだ…って思った

「良かったな河辺?♪」

スッと後ろから出てきた日高が河辺の肩叩いた

ニコッと笑った日高先輩

叩かれた肩に温かな重みを感じる

日高先輩は優しいなー‥ってまた思った

「で？なっちゃん何のバイトする？」

鮫島はすごく嬉しそう

「その一緒にバイトするみたいな言い方よせ」

「だって同じとこでバイトすんだろ♪」

「は？」

「え？違うのか？」

「お前も日高と一緒だな」

「日高君と一緒って?」

「家でも学校でも一緒なのにずーと一緒にいた」

「先輩っ‼」

「なっ何だよ?」

「へ‥へー‥二人一緒のところでバイトするんだ？」

「だから違っ」

「そうだぞ！河辺？変な意味じゃないからな！誤解すんなよ？どうせ働くなら仲良い仲間がいた方が楽しいだろ？だから俺は」

「ふーん？どうぞご勝手に」

河辺はそのままｽﾀｽﾀﾘﾋﾞﾝｸﾞに向かった

「ちょっ鮫島誤解させてどうすんだよ！」

「それは先輩だろ！言っていい事と悪い事があるだろ‼」

日高が怒った

「何で日高が怒るんだよ？河辺が怒るならまだしも」

鮫島「そら怒るだろ？」

俺は日高君が途中で止めた言葉が分かった

「鮫島があんな言い方するからだろ？」

「俺のせいかよ！?なっちゃんが！」

「俺？！他に誰がいるんだよ」

責任の擦り合い

はーぁ‥なんと言うかレベルが低い

「俺河辺と白先輩の散歩行ってくるからそれまでにちゃんと考えとけよ」

鮫島先輩と先輩に言ったとくに先輩に！

「考えるって何を？」

致命的だ…

「なっちゃん河辺にどう謝るかじゃないのか？な？日高君?」

「何で？」

はーぁ‥

「おい日高？どこ行くんだ？」

…………

「そのカッスカスの頭でせいぜい悩めバーカ」

なっ‼?

そう言い残して行ってしまった

「何だあいつ‼むかつく‼」

今のは相川が悪い‥