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「何でいつも日高君なんだ？」

河辺はキョトンとした顔をした

「えーと‥友達だから?(友達で合ってるよね？)」

何で疑問系なんだ！?

「なっちゃんもいるだろ」

「なつ兄は兄さんだから」

は?

「いや‥そうじゃなくて」

「何？日高先輩と仲良くしたらいけないの？鮫島先輩もなつ兄と仲良くしてるよね？」

あーつまりあれか？俺と相川みたいな関係って言いたいのか

「いけないとは言ってないけど」

「けど何？」

うーむ‥けどな‥

「何？何か言ってよ？」

そうだ！

「日高君の事どれぐらい好きか？」

こんな事聞いてどうする

どれぐらい？

「これぐらい♪！」

両手を拡げておっきく輪を描いた

『そっそんなにか‼?』

聞いてびっくりそんなにデカイのか？！

「何？」

「いや？じゃ‥じゃ俺は？」

俺のサイズが気になった

「鮫島先輩?鮫島先輩はこ～んぐらい♪！」

また両手で輪を描くも対して変わらない？

「同じじゃないか？」

「え？違うよ！これぐらいとこ～んぐらいは全然違う！」

そっそうなのか？って俺はこんな事にこだわって子供か！

「鮫島先輩は？」

「え？」

「僕の事どれぐらい好き?」

河辺の事は…‥

「こ‥って出来るかよ！？」

「えー！何で途中でやめちゃうの？！」

恥ずかしいからだろ！

「ねー！何で？！」

俺は河辺を抱きしめた

「鮫島先輩?」

「分かれよ‥」

僕の頭の上でそう小さく言った鮫島先輩

「うん」

僕と鮫島先輩の間に温かくて穏やかな空気が帰ってきた

恥ずかしい‥照れる‥河辺を抱きしめる腕が若干震えてる

「ｺｯｺｰﾋｰでも飲まないか？」

場の空気がもたない

「そうだね♪」


ガチャ♪と部屋の扉を開けた

「あっおはよう！ただいま♪」

橘さん？

「やぁ♪鮫島君と河辺君おはよう」

爽やかな小野寺さん？

「何？何？何で?」

何でこんなに小野寺さんが爽やかなんだ？

「何が？今日小野寺さんに買って貰った自転車届くでしょ？小野寺さんも見たいって(笑)」

「それでか」

「何が？ってか小野寺さんがお土産に苺買ってくれたんだけど食べる？」

「わー♪苺？食べる！食べる！」

「じゃ相ちゃんと日高君呼んできて♪」

「うん♪」

だから何で率先して日高君呼びに行くんだよ