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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第51章 良心的なヤクザさん?

近藤さんを乗せた車の中

ほっといて下さい!の一点張りの近藤さんを半無理矢理乗せて近藤さん家に向かっていた

「¨¨¨¨¨¨¨」

どうしてさっきから喋らない?

「どうしたんだ?気分でも悪いのか?」

気分でも悪いのか?だって?

「そうですよ!僕は今不幸のどん底なんですよ!まだ告白もしてないのに、いきなりフラれた人の気持ちなんて分からないでしょうね!」

「フラれた?」

あっ¨

「もうこの際言いますけど!僕はなつめさんの事がずっと好きだったんです!ウッ¨それを¨こんな形で¨フラれるなんてっクッ¨」

ぐいっと肩を引き寄せてやった

「そっか。辛いだろ?」

辛いだろ?当たり前でしょう!

だから涙が出てるんでしょ!
見えませんか!?僕の涙!

「胸で泣け」

「鴨倉さんの服が汚れます¨ウゥッ」

「そんな事気にするな辛い時はおもっくそ「うわーんっ!」」

!!?

止まらないっ止まらない!

我慢出来ずに顔を擦り付けた

「そのまま聞けよ?俺はもっと酷いフラれ方をした。やってる最中に男が現れてな?俺の女をタブラかしたのはお前か!ってきたもんだ。どう思う?」

それを僕に聞くんですか?
未経験の僕に聞くんですか?
それに今泣いていて答えられません

「酷いだろ?だから近藤さんは俺よりマシだ」

比べる物が違う気がする
でも貴重な体験どうもありがとです


「ありがとうございました」

「もういいのか?スッキリしたか?」

「はい」

鴨倉さんの胸から顔を離すと

「あ¨」

びろ~ん♪と伸びた鼻水

「気にするな(笑)ほらティッシュ」

「すみません」

チーン!ズルズル¨チーン!

「ありがとうございます」

かんだティッシュを渡された

「た¨高場捨てといてくれ」

え?!

それ触っても大丈夫ですけ?

「何してる?」

「へっへい¨あっ着きやした」

近藤さんの家の前に着いた車

「一人で大丈夫か?」

「はい¨」

僕は車から降りた

「じゃまたな♪」

「あっあの鴨倉さん?」

「ん?」

「上がって行きませんか?」

「お茶ぐらいしか出せないけど¨良かったら上がって行ってください」

僕は何故だか分からないけど鴨倉さんをお家に誘った
多分一人になるのが心細かったのだろう

「分かった。なら少しだけ」

近藤さんの家に少しだけお邪魔する事にした

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