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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第51章 良心的なヤクザさん?

「おっ♪来たな♪」

スススーと泳いで行ったら鴨倉さんが僕を引き寄せた

ビクッ!

「そんなに怖いか?まぁヤクザって言えばいい印象はないだろうな?しかし沢木組はそこいらのヤクザとはちと違うぞ(笑)」

「それはどうゆう意味ですか?」

「俺が言うのも何だがいいヤクザだ♪」

いいヤクザ?
ヤクザに良いも悪いもあるものか?

「オジキは争い事が嫌いでな?オジキの代に替わってから組争いも無くなった。」

「組争い?」

「ああ他の組みとの抗争だ。やれ土地がとかよく言うあれだ」

よく言うあれと言われてもヤクザ映画とか僕は観ないから分からないけど¨

「沢木組は緑を増やす活動にも貢献しているし地域で起きるちょっとした困り事も快く引き受けている。まぁ変わったヤクザだな(笑)」

「地域で起きる困り事って何ですか?」

何だが興味が湧いてきた

「困り事か?この間は¨そうだな♪例えば近所に住む米さんお婆ちゃんなんだがな?米さん家の軒下から雨漏りしてな修理してやったな?」

「修理?」

ヤクザがそんな事出来るの?

「信じてないみたいな顔だな?帰り米さんの家寄って見てみるか?米さんいるかな?」

いえ別に結構ですとは言えず米婆さんの家に寄ることになった

「そろそろ上がるか?♪そうだ♪せっかく来たんだ。郷土料理食ってくか?土産物も見て回ろうな♪」

郷土料理?お土産!♪

「はい♪」

郷土料理にお土産に釣られた現金な僕

「あっでもせっかくだから創作料理食べたいなぁ¨なんて」

「創作料理?」

「ここの旅館の板前さんの料理ですよ♪」

「ああ。じゃ聞いてみるか?」

「あっついでに部屋食で出来たら食べたいなぁなんて♪ 」

「ぷっくくく(笑)」

「何で笑うんですか?!」

ぷくーっと膨れたほっぺたが

「いや素直だなと思ってな」

「素直?僕が?」

「素直と言うかはっきり物言うところが近藤さんらしいと言うか(笑)」

僕らしい?

昨日今日の仲で僕らしいと言える鴨倉さんの方が僕からしたらすごいと思う

普通分からないよね?

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