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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第50章 初詣

「どうしたんですか?鴨倉さん?」

「あーいや。隣にいた人がいなくなったなーと思って」

隣?確かに器とお箸だけ残されていた

「帰ってくると思うから食べようよ♪そのフグもういけるかな?」

「ああ♪一樹さん入れてやるよ♪」

器貸してと手を出されたから渡した器

「ありがとうございます♪」

「俺にも入れてくれよ♪」

「ああ♪いいぞ♪」

先輩も器渡して沢山入れてもらったフグ♪

「美味しいね♪」

「ああ♪旨いな♪」

飲んでは食べてあっという間に無くなった鍋の中

「この後の雑炊がまた格別なんだよなー♪?もう米入れてもいいよな♪」

「皆雑炊食べれるか?」

「食べれる♪食べれる♪食べた~い!」

「じゃ鮫島君悪いが雑炊作ってくれないか?」

「Ok ♪河辺ご飯持って来てくれ♪」

「分かった♪」

アイツどこ行ったんだ?

「先輩どうしたの?」

「チンチクリンがいないから見てくるわ」

チンチクリン?

先輩はチンチクリンを探しに行った

コンコン♪

トイレだろうと思ってトイレにやって来た

「おーい?ここか?」

なつめさん?!うわっどうしよう!

「はいーっ!何かありましたか?」

何かありましたかってアンタの来るのが遅いから

「いや何も?腹痛いのか?」

「いえ別に¨」

携帯落っことしちゃったなんて言えないよ
割り箸取りに戻ってトイレに入るのはおかしい。かと言って素手で取るのは気持ち悪い悩む事数十分

どうやって取ろう¨

「早く来いよ?雑炊するとか言ってるから♪」

雑炊!?

ズボッ!バーン♪

「アンタ何やってんの?」

手にはボタボタ水滴が落ちる携帯電話?

「あっこれは¨あらっ洗ってました♪あはは(笑)」

携帯を洗う?
変わったやつの考えてる事はさっぱり分からん¨

「濡らした床ちゃんと拭いとけよ?」

あーなつめさん♪

濡れた携帯をぎゅ♪と抱きしめた

なつめさんは僕の事が心配で来てくれたんだ優しい人だな¨
やっぱり好きだ大好きだー♪

「あっ服がびちょびちょに」

トイレの便器に落っことしたのは僕しか知らないからまぁいっか♪

「あの人何してた?」

先輩が帰って来たから聞いてみた

「携帯洗ってた」

「は?携帯を?」

「そう。携帯を」

「ふーん。で?先輩は?」

「関わりたくないから戻ってきた」

¨¨¨¨¨¨。

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