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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第50章 初詣

「その「も」ってのは頂けないな?」     ・

日高先輩?

「俺は別に合コンで出会った女の子とどうこうなりたい訳じゃないからさ。ただ頼まれたから行くだけだし」

行くの?

「え?日高先輩行くの?!」

「俺が行かない訳にはいかないだろ?だから先輩には内緒にしてほしくて」

「だから何で内緒にする必要がある訳?皆一緒に行けばいいでしょ?」

コイツはバカか?

「一緒にって¨河辺お前な?今日は外で食べるか?何する♪じゃないんだからな?」

「えーだって。元々付き合う気がなくてやましい気持ちもないなら別に一緒に行ったっていいでしょ?元々そうゆう気じゃなかったって言わなかったら相手は分からない事なんだし♪」

まぁそうだけど¨

「なつ兄だってこそこそされるよりその方が納得するし何より安心すると思うけど?好きな人に嘘つくのって苦しくない?悲しくない?何とも思わない?」

「何とも思わないはずないから、こうやって先輩に気づかれないようにしようと¨って隠す事が逆に傷つけるのか?」

「だからそうだって言ってるじゃん♪日高先輩がもし逆の立場だったらどう思う?」

「嫌だ¨」

「だったら答えは出てるよね?」

河辺の言う通りだ
嘘ついてまでこそこそする必要はない訳だ

「けどまさかなっちゃんに合コン行かないか?とは言えないだろ?」

鮫島先輩って物わかりいいように見えて意外とおバカさん?

「それなら友達と久しぶりに会ってランチでもどう?とかって話になったから先輩も行く?とか言えばいいでしょ?♪」

「あーなるほどな」

「けど自己紹介とかあるじゃん?」

日高先輩まで何言ってるの?

「そんなの適当に話の流れで「この人は相川なつめさん」ってだけ言えば別に付き合ってますとか彼氏ですとか言わなくてもいいんじゃない?あっそれか♪敢えて言って笑いを誘うとかって手もあるけど日高先輩はやめといた方が無難かも(笑)」

「何だよそれ?(笑)とにかく分かった。先輩にはそう言うとして鮫島先輩と河辺も参加でいいんだな?鮫島先輩それでいいですか?」

「ああ俺は構わないけど相手の人数は何人なんだ?」

「今日のメンバーだと思うから5人かな?」

「5人か¨一人足りないな?」

「橘さんは!」

「橘さんは年齢的に¨それに小野寺さん着いてくるだろう?」

「そっか¨」

うーん¨



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