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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

お茶碗とお椀を受け取って立ち上がったけど‥

おかわりって5杯目だよな‥
おかずだけでも腹いっぱいで苦しいはずなのに

それでも平らげようとする日高見ていると涙が溢れ出てきてしまう

そんな2人を見て
またため息こぼれた

「日高君‥。相ちゃんも料理作ってくれているんだよね?とは言ったけど独り占めはよくないんじゃないかな?それに無理して食べられても嬉しくないと思うけど?」

パンパンにほっぺた膨らませた日高君がゴクン!と飲み込んで言ってきた

「俺は無理なんかしていない!先輩の手料理の方が好きだって大好きだってわかってもらいたいんだ!」

日高‥

「僕だって同じだよ!僕だってなつ兄の料理の方が大好きだもん!」

河辺?

「日高君の気持ちもわかるけど‥相ちゃんはどう思う?」

俺は‥

「日高‥もういいから‥わかったから」

先輩がわかったからと言ってお茶碗とお椀を俺に返してきた

先輩?

上を見上げたら涙を目に浮かべた先輩がいた

「ごめん‥俺が悪いんだ‥ッ‥」

また泣き出した先輩

「ちょっ泣かないでくれよ!何の為に俺頑張ったかわからなくなるだろ?」

「頑張ったって事は無理して食べてたんだろ?」

橘さんが鋭いツッコミを入れてきた

確かに、もうお腹は限界で吐きたいぐらいだった

「けど‥!だけど俺はっ」

「もういいから‥美味しく食べてくれた方が俺は嬉しいから‥ッ‥」

先輩‥

「ごめんな‥」

やれやれ‥
手のかかる子供達だよ‥まったく

子供達?

……………。

「じゃ♪僕肉じゃがもらっていい?♪」

日高先輩の前にあった肉じゃがの大皿を手にとった時鮫島先輩が言ってきた

「河辺♪?俺にも入れてくれ♪日高君大皿元に戻せよ(笑)」

相川を怒らせた原因は元々は俺が火種だったから下手に口出し出来なかった。

けど橘さんのおかげで仲直り出来た2人

やっぱり俺達より年くってるだけの事はあるよな

助かったぜ橘さん♪

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