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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

体育館の裏?

ここは‥

「先輩‥」

日高がじりじりと詰め寄ってくる

「なっなんだよ‥」

後ずさりしてしまう足

ガタンと壁に追いやられた

「何で逃げるの?」

何でって‥

お前の考えてる事は一つだろ!!

それに、ここは以前門崎に無理やりやらされた場所

絶対に嫌だ!

「先輩?」

ずっと下向いて俺から目線を反らす先輩

おんぶして走ったから揺れて気分悪くしたのかな?と思って触った先輩のほっぺた

壁に追いやられた俺のほっぺたに手が触れた時身体が硬直してしまった

「先輩?」

今ビクッとしたのは気のせいか?

「ち‥違う場所がいい‥」

何を勘違いしたのか先輩が自分から誘ってきた

「‥‥‥‥。どこならいい訳?」

先輩がその気になったのにやらないなんてもったいない

昨日激しく求め合ったばかりなのに先輩ったら本当にもういじらしいんだから(笑)

俺は誘うぐらい早くしてほしいからビクッと反応したんだなと悠長にそんな事を思っていた

「いちいち‥聞くな‥」

ナンパ野郎の事は言えたとしても、門崎との事は俺の胸に閉まって墓場まで持っていかないといけない

絶対に言ってはいけない事

「じゃ久しぶりにホテル行こっか♪ね?」

ホテル?

「行こう♪先輩♪(笑)」

「ちょっ!鞄はっ授業はっ!?」

「財布なら持ってるから(笑)」

そうゆう問題じゃねーだろ!!



loveホテルに着きロビーに入った俺と日高

昨日散々したのにまだしたいってどんだけ体力有り余ってんだよ‥他で使えよ‥

「先輩?どの部屋がいい?」

日高はタッチパネル見ながら口に指当てて悩んでいた

「何でもいいだろ!早くしろよっ」

「そう焦んなって(笑)」

別に焦ってなんかいない!
いつ人が入ってくるかも知れないのにいつまでもこんな所にいられるかっ!

俺は隠れるように先にエレベーターの前で日高が選んでくるのを待った

早く決めろよっ!

うーん‥どの部屋だったら先輩喜ぶかな?

タッチパネルには様々なバリエーションの部屋があって悩んでしまう

そうこのloveホテルは鮫島と河辺が以前利用したあの電車のloveホテルの姉妹店です

「先輩?先輩はかわいい系が好き?」

シーンと静まったロビーに日高の声が響き渡る

「何でもいいから早くしろって‥」

声にならない声で返事した

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