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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

「余計な事ってな?昨日日高君とアンアンしてただろ?って言っただけだろ!」

え?俺たちも聞かれていたのか?

あのマンションは高級マンションだから古ぼけたアパートとは違って聞こえないと思ってた‥

「だからそれ言うなって言ってんだろ!」

手をグーにした腕をまっすぐピンと伸ばして鮫島先輩につっかかる

「お前が言えって言ったんだろうが!」

「言ってねーよ!キモイんだよお前!」

キモイ?

「キモイってこんなイケメン捕まえてよく言うぜ(笑)」

イケメンって自分で言うか?

「俺の言った意味は人の事情を盗み聞きすんなって事だよ!」

事情?
情事だろ?バカ(笑)

「トイレ行きたくなったらなっちゃんと橘さんの部屋の前通らないと‥橘さん?」

鮫島先輩が橘さんの情事を思い出してしまったみたいだ

「あーっ!ほら先輩行かないと今度は宇宙に飛ばされるかもよ(笑)」

「宇宙?」

日高が俺の背中押す中鮫島が声をあげた

「うっ宇宙!?すげー♪俺一回宇宙遊泳してみたかったんだよな(笑)こうやってよ♪」

右足だけ地面について両手と片足で平泳ぎして見せた鮫島

バカは長生きしろ‥

「日高行くぞ」

平泳ぎして見せたら無視された

「ちょっ置いて行くなよ!ひでーぜっ」

鮫島が後から追いかけてくる

「バカが移るからお前は来るな!日高行こう♪」

バカにバカって言われた‥

「え?あっうん」

先輩が俺の手を握って走り出す

「なっちゃん今バカって言ったのか!!」

後ろから鮫島が叫びながら追いかけてくる

「先輩追いつかれちゃうから乗って」

乗ってって‥これおんぶ?

「なっちゃん!バカにバカって言われる筋合いねーんだけど!」

バカにバカ?って俺がバカって事か!!

「鮫島お前なってうわ!?」

ふわっと浮いた身体

「先輩行くよ♪しっかり掴まってろよ(笑)」

「行くよってちょっ待て!」

おんぶして走るからしっかり掴まっていないと落ちそうになる

怖いっ!

ぎゅっと日高にしがみついた

日高君におんぶされた相川を見て思った
2人だけにしてやろうと




「日高っ!日高ってば!降ろせって」

「何で?ハァ‥ッ」

ずっと俺をおんぶして走る超人の日高も息切れしていた

「鮫島が来てないからだよ!」

鮫島先輩が来てない?

ゆっくり止まった日高に降ろされた場所

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