テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

「赤だぞ!赤!情熱の赤だぞ!嬉しくないのか?!」

赤は確か・・・愛の告白

あの時ならすごく喜んだだろうけど

満足じゃない訳じゃないけど今は‥

「紫が良かったと思って」

紫?

「何で?」

「紫は‥不滅の愛だから」

不滅の愛?!

俺が本当に見たのは紫色のチューリップ
どうしよう今更言えない

「‥‥…?」

鮫島先輩が何か見つけて俺にこそっと渡してきた

それは紫色の花びら?

しかもチューリップの花びら一枚?

「先輩?何で嘘ついたの?」

「嘘?おっ俺は嘘なんかついてってそれ!」

日高を見たら手に紫色の花びら持っていた

「何で嘘ついたの?(笑)」

「それは‥」

たった一言残念がらせたくなかったからと言う言葉が言えない

「何で?」

「むっ紫色だったんなら、それで良かったじゃねーか!」

また意地を張ってしまう

「俺を残念がらせたくなかったから?」

日高が近づいてきてそっと優しく抱きしめられたら

「う‥うん‥」

素直に言えた

「かわいい♪」

日高君が相川を見つめ2人の目が合い

「ゴホン!んっんーっ!」

え?鮫島?

「鮫島!!?」

俺を見た相川がびっくりした顔をした

「おいおい?俺の存在を消すなよ(笑)」

「日高にどうしようとか考えてたら忘れてた‥」

口に出してそれ言うか?

「花言葉知ってる人が愛の告白する為にたぶん採って行ったんだよ♪実るといいなその人の恋♪」

「日高君って楽観的なんだな?」

ぽかんとした鮫島先輩

「だってさ♪赤いチューリップはどこでも手に入るだろ?紫色のチューリップは珍しいじゃん?きっとその人は赤いチューリップの愛の告白って意味より紫色の不滅の愛で告白したかったんじゃないかな?それだけ真剣です!ってね」

なるほどな…

日高君の力説で納得してしまう単純な俺

キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

「あっヤバい!チャイム鳴ったぞなっちゃん!」

日高は不滅の愛を俺にくれたんだ‥

「なっちゃん!何してんだよ!また立たされるぞ!」

また?

「またって何ですか?」

地団駄踏む俺に聞いてくる

「朝から俺ら授業受けてねーんだよ!廊下に立たされるはグラウンド走らされるはで…相川のせいで」

え?

「せんぱ」

「鮫島お前が余計な事言うからだろ!」

余計な事って?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ