テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第47章 これも愛♪それも愛♪たぶん愛♪きっと愛‥

俺はずっと一人ぼっちだった。

教授と関係を持つようになってから皆が汚い物を見るように俺を毛嫌いし始めたんだ

あの頃の俺を理解してくれるのは黒川教授しかいなかった

日高と出会ってから人の優しさを知り本当の温かさと愛を知り鮫島と出会ったんだ

鮫島と出会ってから劇的に俺の環境は変わっていった

こんなに皆に愛されていたなんて知らなかった

俺は皆に会わずに事を済ませたいだなんて思ったのに‥

「‥‥‥っ」

肩震わせた相川から聞こえるかすれ声

鮫島が俺の肩をそっと引き寄せた

「お前らなっちゃんに会いたいなら近々オープンする大学近くの喫茶店に来い♪」

!!!?

なっ鮫島何言って‥
何で知ってんだよ‥

「喫茶店?鮫ちゃん喫茶店に行けば相川に会えるのか?!」

「店の名前は?!」

「俺絶対行く!」

ニコッと俺に微笑みかけた鮫島

お前って本当に‥
余計な事してくれるよなまったく‥

鮫島‥

「なっちゃん喫茶店の名前聞いてるぜ♪」

喫茶店の名前まだ決めてない‥

日高が色々言っていたけど‥

「決まったら連絡するから‥」

恥ずかしそうな相川がボソッと呟いた

「なっちゃん?連絡って皆の連絡先知ってるのか?」

あっ知らない‥

鮫島を見て皆を見たらクラスメートが一斉に携帯を取り出し赤外線送信大会になった


なんなんだよこれは‥

「押すなよ(笑)お前ら一例に並べって!」


そんな事言いつつ満面の笑みを浮かべ嬉しそうにクラスメートから赤外線受信をする相川を席に座ってずっと見ていた俺は俺が相川にしてあげたかった俺の果たすべき役目が終わったかのように感じていた

キーンコーン♪カーンコーン♪
キーンコーン♪カーンコーン♪

鮫島がぼーっと外を眺めている

「お前ちゃんと授業受けねーとまた留年するぞ(笑)」

あっサッカーしてる
そんなに蹴飛ばしたら花壇の花が…

「あーっ!!」

鮫島がいきなり立ち上がって叫んだ?

「鮫島うるさいぞ!座りなさい!」

先生に怒られた鮫島
お前は本当にバカだよな(笑)

ゆっくり振り返った鮫島が俺に言ってきた

「なっちゃん?そういえば花壇の手入れ最近してるのか?」

花壇の手入れ?

「あーっ!!!」

俺は思い出した

日高が植えたチューリップ咲いたんだ!

「相川までっ相川と鮫島!廊下に立ってろ!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ