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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第45章 温泉旅行2日目

ガチャっと開いたカラオケBoxの部屋

ぼーっとしたまま開いた扉を見たら江っちゃんの顔が見えた

「こんばんは‥」

「えっ?江崎が何で?」

「いや‥なつ君に呼ばれて…来ちゃマズかったかな?」

食パン君が?

江っちゃんとナンパ野郎と目が合ってハッとして目が覚めた俺

「なつ君やっぱり帰‥」

「ダメ!江っちゃんも唄うの!ナンパ野郎江っちゃんの飲み物頼んで♪」

「え‥あっああ」

「ちょっなつ君?!」

なつ君に腕引っ張られて座った場所

いいのか?彼氏が隣に‥

「何唄う?♪」

って聞いちゃいないか?

先輩の横が空いているのに俺と先輩の間にわざわざ江崎って人を入れてきた

《先輩っ!》

《なんだよ?》

私の後ろで隠れてひそひそ話してるつもりな2人

けど座ったままで私の首の後ろら辺で話してたら丸聞こえだよね?

《何で先輩の横が俺じゃない訳!?》

《お前はいつも隣だろ?江っちゃんとは今度いつ逢えるかわかんねーからだろ?》

いつ逢えるかわかんねーってショールーム行く約束しただろ?

《先輩の隣空いているだろ!》

《お客様に先に座ってもらうのが礼儀だろ!?》

《お客様って‥そっそうだけどっ!だけど!あのね!》

《なんだよ!小さい事にこだわんなっ》

いつも小さい事にこだわってるのは先輩だろ!

‥‥俺か?


真後ろでそんな話されたら居ずらい

「場所隣に移動するから」

彼氏に悪いと思ってなつ君の隣に移動しようと立ち上がろうとしたらまた腕引っ張られて座らされた

「江っちゃんは気にしなくていいからいいから♪」

「先輩っ!」


彼氏を見たらスッと視線を逸らされた

なんだよ‥先輩の‥バカ野郎‥。

鮫島先輩が河辺を見ながらバラード熱唱して、それをうっとりした表情で見てる河辺が羨ましく思った


《なつ君やっぱり席隣に移動するよ(笑)》

鮫島先輩と河辺を見てると立ち上がった江崎って人

どこ行くんだろうか?

江崎って人は先輩の空いていた隣に移動して座って俺にニコッと微笑んだ

「ごめんな~江っちゃん気遣わせて(笑)」

気遣うのはアンタだろ!!

一人分空間が出来たソファ

‥‥‥‥。

詰めるとまた何か言われそう‥

けど空いたままだと不自然だ

うーん‥。

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