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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第45章 温泉旅行2日目

重い腰を上げて帰ろうとしたら河辺がちょうど俺と旅館の間ぐらいに立っていた

「どうした?」

日高先輩がゆっくり僕の方へ歩いてくる

「あっ日高先輩はタバコ?」

タバコ吸っていたの見たからタバコなんだけど

「河辺は?1人か?」

河辺しかいないから1人だよな‥

「‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥」

これと言って会話のない俺と河辺

「河辺散歩がてらアイス買いに行こうか?」

帰ろうと思ったけど少し潮風に当たりたい気分になった

「うん♪」

河辺と2人歩く海沿いの道

潮風と波の音が心地いい

「日高先輩競争しよう♪」

手を後ろに組んでぴょこんと俺の前に出てきた

「競争?」

「いくよー♪」

「いくって‥(おい‥)」

「よーい♪ドン!」

「ちょっと待て!河辺?」

走って行ってしまった

アイツコンビニどこか知ってんのか?

「待てよ(笑)」

俺は河辺を追いかけた






キョロキョロ

キョロキョロ‥

ウロウロ ウロウロ

さっきからアイツ何してんだ?

「なっちゃん座れよ(笑)」

日高が戻って来ない‥
トイレかな…

「日高知らない?」

「トイレじゃねーの?」

「日高君なら出て行ったけど?」

出て行った?

「どこに?!」

「さぁ?」


‥‥‥‥‥。




「ターチ♪河辺の負け(笑)」

河辺に追いついて背中タッチした

「日高先輩やっぱり早いね(笑)」

「足には自信あるからな(笑)」

良かった‥笑ってくれた

「ん?どうした?」

河辺がじっと俺を見てくる

「何でもないよ(笑)」

「何でもない事ないだろ?言えよ(笑)あっコンビニ着いたな♪好きなアイス選んで来い♪」

「あっ!うん♪」

一件のコンビニに入ってアイスを買った帰り道

海沿いの道を歩いていると

砂浜に人影を見つけた

‥‥‥‥。

立ち止まった日高先輩

「どうしたの?」

あれは‥?

ずっと砂浜を見つめる日高先輩

!!!!?

「河辺悪い。先アイス持って帰っててくんない?」

「え?ちょっ日高先輩!」

アイスの入ったコンビニの袋を僕に渡したかと思ったら走って行ってしまった

アイス溶けちゃうから待つわけにはいかないし‥

僕は先に部屋に戻る事にした

砂浜の人影は先輩?
何で先輩が!!?

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