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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

「お元気ですか?って毎日逢ってるけど(笑)」

これ手紙じゃね?(笑)
手紙なら平気♪
お元気ですか?だから鮫島じゃないな‥

ナンパ野郎か?河辺か?
河辺っぽいな?(笑)

俺はデッカい声で読んだ

「初めて出会った日の事覚えていますか?俺は鮮明に覚えています。図書室で先輩が俺に」

図書室で先輩って‥おっ俺!?

これ‥日高の手紙?!
あの時スラスラ書いてたのはこれ!?

手紙を慌てて閉じようとした

「なっちゃん最後まで読めよ?」

「読めよってなっ」

聞きたい♪聞きたい♪と皆それぞれ口にする

先輩が俺の手紙を当てた!

「ひっ日高は?日高はどうなんだよっ」

「俺?俺は別に構わないけど(笑)」

構わないとか笑って言うなよっ

読まなきゃいけなくなるだろ?!

「日高君の許可下りたんだから読めよ(笑)」

許可って‥

「なつ兄早く♪(笑)」

‥‥‥‥。

「相ちゃん聞かせてよ♪」

‥‥‥‥。

「俺は‥ど‥どっちでも構わんぞ」

日高と同じ事言うなっ

くそーっ

何で皆の前で日高から貰う初めての手紙を読まなきゃいけねーんだよ!

くちゃくちゃだし‥
綺麗に伸ばしてこっそり一人で読みたい‥な

「先輩?俺が読もうか?」

は?

今一人でこっそり読みたいって思ってんだろ!

それを何でっ

「ちょっ日高!」

日高が笑顔で俺から手紙奪って読み出した

「先輩へ♪」

先輩へとか付け足してんじゃねーよ!

「お元気ですか?って毎日逢ってるけど(笑)
初めて出会った日の事覚えていますか?
俺は鮮明に覚えています。
図書室で先輩が俺に初めて声かけてくれた日だね♪
俺さ‥実は図書室で本読む先輩の姿が好きで毎日先輩見に図書室通ってたんだよな♪今だから言えるけど(笑)」

今だから言えるけどってラジオでずーっと密かに見てましたって言ってたろ?

忘れたのか?

「俺にカーディガンかけてくれた事覚えてる?あれからだよな?俺たちが急接近したの(笑)」

覚えてる‥
あれはお前が風邪ひかないように俺がカーディガンかけたんだ

「先輩が俺の名前初めて呼んでくれた時びっくりしたけどすんげー嬉しかった。あれ何でわかったんだっけ?」

あれは…その‥
カッカーディガンに置かれてたメッ…メモだろ?

様々な場面が蘇る

日高と共に駆け抜けてきた日々が思い出される

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