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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

自分の紙を開けようかどうしようか迷っていると進んでいるはずのゲームが進んでいない事に気づく
「日高何してんだよ?読めよ?」

「読んでいいのか?」

読んでいいのか?って聞く事自体おかしいだろ?

「読まなきゃ進まねーだろ?早く読めよ(笑)」

読まなきゃ進まない‥
わかってる そんな事

「読むよ?」

「だから早く読‥?」

待て‥
ちょっと待て‥

待て待て待てっ待て!!

「待っ」

「お‥俺は!日高が好きだ!-以上-」

!!!!?

やっぱり俺だったのかよ…

「なんだそれ?(笑)」

‥‥‥‥。

なんだそれ?
今なんだそれ?って言って笑ったのか?

俺の日高への恋文をなんだそれ?って笑ったのか!?

「鮫島貴様ー!許さんぞっ!」

愕然とするより先に怒りが走った

許さんぞ?って以上につい笑ってしまっただけだろ?

俺は持っていた紙をぐしゃぐしゃにして鮫島につっかかった

「ちょったんま!なっちゃん悪かったって(笑)な?」

「悪かったで済んだら警察いらねーんだよっ!謝れ!」

そっそんなに怒る事かよ?!
謝れって‥

「先輩!俺嬉しいから大事に記念に取っとくから!な?」

記念に取っとく?

っ!!

日高が記念に取っとくと言ってくれたから鮫島の襟元を仕方なく離した

「先輩との記念コレクションまた一つ増えたよ♪先輩♪(笑)」

「増えたよっておしぼりとか額とか燃えてないだろ‥」

寂しそうにボソッと言った先輩

「ちゃんとあるよ(笑)」

何の為に危ない目してまで俺取りに行ったんだよ(笑)

「ええ!!」

目ん玉飛び出るか!ってぐらい驚いた

「黙っててごめんね(笑)」

ごめんねって‥いいよ別に

日高の大切な記念コレクションも無事で良かった

「なつ兄は?なつ兄は何て書いてあるの?♪」

あっ俺か‥

ぐしゃぐしゃのくちゃくちゃになってしまった紙

破けないようにそっと開けてみた

「ん?」

「ん?って何書いてあるんだよ(笑)先輩?」

何て書いてあるのかはっきりわからない

「なつ兄?」

「早く読めよ(笑)」

「先輩早く♪」

「なつめ君?」

「相ちゃん読んで(笑)」

「読んで読んでって‥ちょっと待てよ!」

ゆっくり読み出した俺

なになに?

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