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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

橘さんが俺の嬉し涙を拭ってくれた

《小野寺さんありがとう‥》

「さぁ♪皆自分の席についてくれよ?」

ぞろぞろ皆自分の席に戻って行く

!!!!?

たっ橘さん?

皆が席に戻って行く後ろ姿を見て俺は隠れて小野寺さんにそっとキスをし自分の席に戻った

「(橘さんからのキス‥)」

「小野寺さん?どうしたの?」

触れた甘い痺れの残る唇を触っていると一樹が不思議そうな顔をして見てくる

「いや‥何でも‥」

唇荒れてるのかな?

「後でリップ貸してあげる♪」

リップ?

「次橘さんから♪」

パンパン♪

「相ちゃんのかわいい所は?♪」

おっ俺のかわいい所?!

「ちょっと待てよ!何で俺なんだよっ」

その前に何でかわいいんだよ?カッコイい所は?だろ!

「先輩のかわいい所はね~♪」

「ちょっ日高っ!」

相川がゲーム妨害をする

「なっちゃん罰ゲーム!(笑)」

はぁ!?

「何で俺が罰ゲームしなきゃいけねーんだ!」

「ゲーム妨害しただろ?」

ゲーム妨害?

「だってよ!」

「だってもへったくれもない(笑)日高君が答えた後罰ゲームだからな(笑)」

へったくれもないってよく俺が使う‥何で俺が‥

「先輩のかわいい所はね~♪」

「日高言うなっ!」

恥ずかしい恥ずかしいっ
日高だから見せてきた俺がいるから言ってほしくない‥

先輩はぎゅっと浴衣の太ももの部分を握り締め真っ赤な顔して今にも泣きそうに俺を睨みつけている
そうゆう所がいじらしくてたまらないんだよ‥先輩‥

「内緒(笑)」

へ?

肩の力が一気に抜けた

内緒と言ってくれてホッとした

「なんだそれ(笑)もしかして日高君罰ゲームしたいからわざとか?(笑)」

したい訳ないだろ?

「まぁね♪あはは(笑)先輩一緒に取ろうな♪」

日高わざと言わなかったのか?何で?

「先輩?」

「あ‥ああ」

袋から取った紙

「まず俺から‥」

なんだろ‥
何て書いてあるんだろ‥
先輩みたいなのは嫌だな‥
けど先輩のがまだあるかも?
ゆっくり開けた紙

「‥‥‥」

「何て書いてあるんだ日高君?」

一方俺は自分の紙を開けようかと戸惑っていた

開けるしかないんだけど‥

「読まなきゃいけないかな?」

「当たり前だろ?(笑)」

読みたくないな‥

「早く読んでくれよ(笑)」

言いたくない‥

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