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パンパン♪

｢初体験はいつ？♪｣

《はっ初体験？》

ﾅﾝﾊﾟ野郎の初体験っていつなんだ？

｢またそんな質問を‥｣

｢そんな質問って鮫島の隣来て見ろよっ？俺のがもっとエグいぞ？!｣

そっちの質問の方が答えやすいと思うけど？

｢あっ前と後ろどっちでもいいよ♪｣

｢前と後ろ？｣

河辺君何言ってるの‥

｢それって‥つまり女か男かって事か？｣

何で女と男って決めつけるかな？
男と男もありだろ兄さん？
初めて付き合った人は小野寺さんじゃないって言ったんだから‥

｢橘さん質問答えてよ(笑)｣

｢あーっ！｣

兄さんが橘さんを指差して大声で叫んだ

｢さっ鮫島ー！ﾅﾝﾊﾟ野郎も罰ゲームだろ!?｣

は？

｢何で？｣

何でだとーっ？

｢質問返したのは俺と同じだろ!?｣

｢あっそうか？悪りーぃ(笑)｣

かっ軽くあしらわれた‥

｢橘さん罰ゲーム引いて(笑)袋と割り箸橘さんまで回して｣

俺が鮫島から袋と割り箸受け取って河辺に渡した袋と割り箸
袋から紙を選ぶﾅﾝﾊﾟ野郎

凄いの引け(笑)
俺より恥ずかしい思いしろっ！

パサッと選んだ紙

｢開けて大きな声で言いましょう♪｣

｢‥‥‥‥｣

｢どうした？橘さん？｣

橘さんの元に行こうとしたら一樹が腕を前に出して行かないように俺を止めた

一樹？

まだ何書いてあるかわからないのに手助けは無用だろ小野寺さん？

｢橘さん早く大きな声で読んでくれよ(笑)｣

紙を見て震えが止まらない
涙で滲んでぼやける文字

｢わ‥私は‥私は橘さんを幸せにしたい‥どんな困難が‥待ち受けていても‥橘さんとなら‥乗り越えていける自信がある‥私は橘さんを幸せにする‥｣

読み終わった時ﾎﾟﾀﾘと涙が頬をつたった

こっ恋文！？

｢このっこの場合はどうすんだよっ鮫島？｣

どうしようかな‥

｢まさか罰ゲームで使われるとは思ってなかったからな‥あははは(笑)って橘さん？｣

橘さんが俺のラブレターとも言える紙をぎゅっと握りしめ俺の前に座った？

｢橘さん？｣

握りしめたまま俯いて何も言わないのはおかしいだろ?

｢どうし｣

｢ごめんなさい！｣

橘さん？

急に謝られても困る
困るとゆうより無理です！と拒否されたみたいにもとれる

｢それって‥｣

顔を上げた橘さんの目には涙？

また涙‥