テキストサイズ

偶然からの必然

第5章 それから。

その夜…

私は着替えて、CLUB HAVENに来ていた。


本当は旭も誘いたかったんだけど、

仕事が忙しくて来れないとのことだった。



「よし!」

入り口で軽く頬をぺちぺちと叩いてから

私は中へと足を運んだ。



カランカラン


「いらっしゃいませ!……と、貴方は千景さんでしたっけ?」

「こんばんは、十六夜さん!あ、あの…晴さんは来ていますか?」










私がそう言うと、十六夜さんは少し困った顔をした。




「それがですね…晴は今日休暇を取ってしまっていまして……明日は多分くると思うのですが…」

「そうですか……」



どうしてこういう時ほど、


簡単に会えないんだろうー。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ