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あれからというもの…


私はカフェの仕事に没頭した。





連絡先は交換したけれど、

一度も連絡はない。





やっぱこんな私をみて、好きな気持ちなんか失せちゃったかな…？


そりゃそうだよね…

彼は覚えてても、私は全然覚えてないんだもの。





でも、身体は会いたいって叫んでるんだ。





と、少しの間ぼーっとしていた。


「千景先輩！そろそろ休憩の時間ですよ？」

雅君にそう言われて、ハッとなった。






「どうしたんですか？ぼーっとして」

「いや…ちょっと考え事。」



「もしかして、晴さんのことですか？」



「う…うん……」




私がそう答えると、雅君は寂しそうな顔をした。


「やっぱ皆あの人がいいんだな…」



「え？」





「い、いや…何でもないっす！考え事すんなら休憩しながらのがいいんじゃないっすか？」



と言って雅君は店の厨房に行ってしまった。











「悠隆に早く会いたいな……」







私がそう思っていた時。





「くっそ！！…千景先輩まで晴さんの虜になるなんて……！！！」



私を店に連れて来た事を後悔する雅君なんて







知らなかった。