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偶然からの必然

第4章 悲劇

母が庇ってくれたお陰で、

私の怪我は大したことはなかった。






すぐによくなって、退院することが出来た。













「退院おめでとう。…良かった、お前だけでも生きていてくれて……。」


千歳兄は若干涙目になっていた。




「てかお前、彼氏に連絡しなくていいのか?」











その時の私には、千歳兄の言った言葉が理解できなかった。






















「何言ってるの、千歳兄。私に彼氏なんか…

















いないよ…?」





その言葉を聞いて、千歳兄は驚愕した。

















そう。


私は





母だけではなく、



















最愛の人を2人も忘れてしまったのだー。

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