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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「ところで、雫月ちゃんは何してんの?」



敬語になったりタメ口になったり‥

忙しいヤツだな‥。



「友達とファミレスの帰り。

流星は?」


「今から本屋行こうと思って?」


「ふーん?本、好きだね?」



疑問形で答えた流星に疑問形で返す私。



「雫月ちゃんは本、読まない?」




不思議そうに首を傾げる。


いや‥本を読まない人間が居たのか?!的な顔すんの、止めて。




「あんたが読んでるような本は読まない。」



「あ、これから暇?」



おーい。

私の返しは無視かーい。











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