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愛の嵐

第33章 心の関×心の緒=心の春

《和也時間》

えっ?なに?
今、雅兄が・・俺を好きって

和「うそっ」
雅「嘘じゃない」
和「だって、雅兄っ、だってぇ」

今まで我慢してた涙が溢れる
フワッと身体が浮いた感覚に驚いてしまう

和「うわっ、な、なにっ?」
雅「ははっ、和は軽いな」
和「ちょっ、雅兄!」
雅「雅紀って呼べよ」

抱き上げられて俺が見下ろす雅兄の笑顔は
綺麗過ぎてまた好きが増えた
ドキドキする
雅兄を雅紀って呼べる日が来るなんて

和「ま・・まさっ・・・まさき」
雅「よく出来ました♪」

下を向いたままの俺に
下からキスをされた

和「なっ、まさにぃ」
雅「雅紀でしょ?」
和「あっ、だって・・慣れないよ」
雅「ん~、じゃあ慣れて♪」

それにキスした、よね?
雅兄とキスしたよぉ!

和「ま、まさっき・・」
雅「ん?なに?」
和「き・・キス、したい」
雅「ふふっ、いいよ。和也がして!」

瞼を閉じて俺からのキスを待っている
そっと両手で頬を包んでキスを落とす

雅「もっと!和也、キス!」
和「やっ、恥ずかしい。ま、雅紀がしてよ」
雅「あ~、そうだね」

ストンと床に下ろされ雅兄から見下ろされる

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