テキストサイズ

愛の嵐

第33章 心の関×心の緒=心の春

《和也時間》

智「翔兄に直接聞いてみたら?」
和「え~!でも、あの2人は反対派なんでしょ~」
智「ん~、でも翔兄は優しいから話位は聞いてくれるって」

智は言いながらスマホをいじり出した
俺はそれが終わるのを外を見ながら高等部の校舎を眺めていた
雅兄も休み時間だよね~

智「えっ?はっ?」
和「ん?どうしたの?」
智「まぁいっか」
和「だから何がぁ?」

いい加減にして!
スマホと睨めっこして返事しないとか
ちょっとイラッとしちゃったよ?

智「行こっか」
和「へ?ちょ・・なっ・・どこに~?!」

腕を掴まれ教室から走ってどこかへ連れて行かれる
訳わかんなくて混乱してて
いつもの廊下も何が何だか
振り回されて少し目を回してしまった

和「まっ、ちょっ、さ~と~し~」

呼んでも返事しないとか
マジ最悪だっつ~の!
息切れ半端ないの~!
頭クラックラしちゃってんだよ~

智「えっと~、ここ上だったよね~」

何で普通なの?
階段登るとか地獄の始まりですか?
も~足がガクガクしてんのに
明日筋肉痛確定!

智「ついた~♪」

智って結構体力あったのね
軽い息切れだけってズリ~だろぉ

和「ぜぇ、ぜぇ、っはぁ、ぜっはぁ~」

言いたい事が全部息切れになってしまう

翔「お~早かったね~♥」
潤「智やるなぁ♪ほれ、ジュースだよ~」

ポイッと投げられるジュースを受け取る
えっ?翔くんと潤くん?
って、まさか・・・

和「ここって・・・」
智「うん!高等部の屋上♪」

天使の笑顔で言われて俺は膝から崩れ落ちた
走るはずだよなぁ
バレたらめちゃくちゃ怒られるっ!

翔「まぁ、とりあえず落ち着こう」
潤「話はそれからってね」

いつもみたく笑ってるけど
雰囲気違う?
特に翔くん・・怒ってない?
俺、何かしましたか?
先に謝ってもいいでしょうか

ストーリーメニュー

TOPTOPへ