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愛の嵐

第22章 灼熱の嵐

相「おかえり~♪」

コーラを飲みながら俺を迎えてくれた

松「いやいや、おかえりなのは雅紀さん」
相「何で俺がおかえりなの?」

出た!ど天然!

松「分からないならい~よ」
相「気になるから教えてよ!」
松「はいはい、また今度ね」

頭をポンポンと叩いて隣に座る
すると雅紀さんは黙ってしまった
不思議に思って雅紀さんを見ると

松「何で真っ赤になってんの?」
相「な、なってる?な・・何でかな~」
松「大丈夫?疲れた?」
相「う、うぅん、大丈夫だよ!」

歯切れの悪い返事だけど大丈夫みたいだ
あっ、そうだ!

松「はい、これ」
相「うん?あっ・・プリクラ」
松「俺もまだ見てないんだよ」
相「じゃあ、一緒に見よう♪」

裏返してプリクラを見ると

松「うわっ!」
相「これ・・ヤバいね」

キスしてるし、後ろからハグ
完全にカップル写真
恥ずかしくなって顔を背けてしまった

相「怒った?」
松「何が?怒ってないよ!」

焦って強い口調になってしまう
ハッとして雅紀さんに顔を戻すと
悲しそうな顔をしていた

松「えっ、何でそんな顔するの?」
相「だって本当は嫌だったのかなって思って」

自分から言い出した事を今更反省されてもなぁ
はぁ、なんだかんだ言って俺は雅紀さんに弱いのかもしれない

松「嫌じゃなかったよ!」
相「本当に?」
松「本当だよ!ただ、ちょっと・・」
相「ちょっと何?」
松「改めて見ると恥ずかしかったんだよ」

何を素直に答えてんだよ、俺
ますます恥ずかしくなってきた

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