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愛の嵐

第22章 灼熱の嵐

俺の腕を引いたままどこまでも進んでいく

松「ま、雅紀さん!どこ行くの?」
相「え?どこ行くの?」

考えてなかたのかよ~!
これは任せるとどうなるか分からない
俺がリードしないと危険だ!

松「とりあえずマックにでも行こう」
相「いいね~♪」

嬉しそうに笑う
純粋過ぎてもう罪だよ
ハマりそうな自分の心にブレーキを掛ける

松「雅紀さんは何飲む?」
相「喉乾いたからコーラ♪」
松「んじゃ、コーラ2つ!」

トレーに乗ったコーラを渡す
伸ばされた指が綺麗だ
見とれてしまって落としそうになってしまう

相「おっと~!潤、危ないよ~」
松「あぁ、ごめん。雅紀さんの指が綺麗で見惚れちゃたよ」

バシャッと音を立ててコーラが落ちた

相「えっ、あっ、な・何言ってんだよ!」
松「あ~、落としちゃって~」

店員が来て片付けてくれる間、雅紀さんは一人でブツブツ言ってた

松「とりあえずこれ飲んでて?俺買ってくるから」

雅紀さんの前にコーラを置いても反応無し
どこの世界に飛び立ってるんだ?
ちゃんと帰って来てくれるといいんだけど

松「翔先輩って雅紀さんを理解してるんだよな。ある意味すげ~!二人になって大変さを知ったな」

独り言を言いながらカウンターに向かう
二人って・・・二人?
和と翔先輩を二人にしたら
必然的に俺達も二人になるんだった
今更気付いてしまっても後の祭り

松「マジかぁ。変に緊張してきたよ」

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