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愛の嵐

第21章 美粧の嵐

それからいくつかの寺を廻った頃
いつの間にか着替えていた翔さん

男「ね~君一人?」
相「・・・」
男「一緒に寺巡りしようよ♪」

飲み物を買いに行った隙にまぁ~くんがナンパされてる
J達は遠くからその様子を見てる

二「まさかずっと見てるの?」
大「いや、俺達もトイレ行ってたらあんな事になってて」
櫻「どのタイミングで助けるか迷ってんだよね~」
松「そろそろヤバくない?」

強引に手を引かれている
困った顔で俺達を探して見回している

男「さ~行こうよ!」

男はちょっと気持ち悪い笑みを浮かべてる
俺は思わず飛び出してしまう

二「人のツレに何してんだよ!」
櫻「そうだよ~」
松「誰に手出してくれてんの?」
大「まぁちゃんが汚れるから離して?」

怖い位の笑顔で男に近付いていく
後ずさる男とまぁ~くんの間に割り込んで引き離す

男「な・なんだよ!男連れかよ。なら最初に言えよな!」

バツの悪そうな顔で捨て台詞を吐いて去って行く

相「早く助けてよね!声出すとバレるから話せないし」
二「ごめんね、遅くなって」
櫻「いやぁナンパされるって」
松「マジ女装完璧だなぁ」
大「まぁちゃん美人♪」

誤魔化そうと必死に誉めてる
普通はそれで許したりしないんだけど

相「そ・そうかなぁ?そんな事ないよ~」

ほら、素直だから誤魔化されてるよ
まぁいつもの事なんだけど
そんな単純な所も可愛くて好きな俺って重症だよな

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