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愛の嵐

第21章 美粧の嵐

松「乗った?」

運転手はJ
助手席には翔さん
なんだか見慣れない光景に笑いが込み上げる

櫻「ニノ?何笑ってるの?」
二「何でもないよ!先ずはどこに行く?」
松「ベタに金閣寺♪」
大「うわ~観光って感じだね」
相「俺は二条城に行ってみたいかな」

後部座席の真ん中に座った俺の膝にソッと手を乗せて柔らかく微笑むまぁ~くん
その上に手を重ねて繋ぎ合わせる
今まで感じた事のないトキメキが胸を高鳴らせる

大「二人がいちゃいちゃしてる~」
松「なに?見たい♪」
櫻「ほほぅ!しっかり見ておきましょう」

手を離そうとすると更に強く握られる
頭を俺の肩に預ける様に甘えて来た
ふわりと鼻を擽る甘い香水にキュンとしてしまう

相「いいじゃん♪滅多にない逆転なんだからいちゃいちゃさせてよね~!」

何故か女装してる翔さんが赤くなっている
女装したまぁ~くんにやられたか?

大「相葉くんが女装一番似合ってない?」
松「それ思った!連れて歩きたいよなぁ」
櫻「デートしたいよね~」

は?何言い出してるの?
恋人の目の前ですけど?
実はみんな女装のまぁ~くんにやられてみたいだなぁ
でもまぁ~くんはすかさず

相「和としかデートしないから♥」

まぁ~くんは綺麗な笑顔で言ってくれた
それはそれで嬉しいけど照れるよ~
優しく見つめられてドキドキしてつい目を逸らしてしまう

相「和どうかした?」
二「いや、なんでもないよ!」

肩を引き寄せて抱きしめられた

相「ちょっと緊張するね」

俺にだけ聞こえた声に小さく笑ってしまう
立場の逆転に慣れなくて戸惑ってたのは俺だけじゃなかったんだな

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