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愛の嵐

第17章 氷魚の嵐

最後まで埋まると体を起こし

相「潤、俺の中はどう?はぁ」
松「す、凄いなっ、っく」
相「ふふっ、んんっ、っは」

見下ろされ心臓が高鳴る
この気持ちの名前は知ってる

松「はっ、はっ、んっま、さき」

強い刺激に思考は中断させられた
艶めかしく動く雅紀の身体
中は吸い付き締め上げられる
俺は情けない程に喘いでしまう

雅紀は俺の手を取り繋ぐ
体を支えてゆっくりと上下している

相「あぁん、ふぁ、んっ、はぁ、じゅん」

切なそうに呼ぶなよ
勘違いしてしまう

更に刺激を求めて本能で突き上げた

相「ひゃぁん、はっ、っくぅ、ぁふぅ」

眉間を寄せた苦悶の表情が俺に火をつけた

体を起こし雅紀と向き合う

相「あっ、ふぇ?んんっ、っはぁ」

雅紀の手を繋ぎ直して向き合う
目を丸くして俺の目を見ている

松「もういいよ。無理すんな」

途端に潤んでいく瞳からボロボロと零れおちていく
背中に手を回し抱き締めた
雅紀は肩に顔をうずめて泣き出した

松「ごめんな、俺のせいで苦しめたな」
相「ふぇ、んっ・・いいよ。俺がした事だから潤は悪くない」
松「何でこんな事を?」
相「潤に嫌われようと思って」 
松「俺に嫌われたかったの?」

それはかなりショックな発言だ
ずっと心にあった花の蕾が
やっと花を咲かせたばかりなのに
もう失恋なのか・・・

相「嫌われたらもう抱かれなくていい。潤が好きだから辛いんだ。俺を好きじゃないのに抱かれたくない!」

・・・・・

松「俺を好き?」
相「あ・・・・」

しまった!って顔をして俯いてしまった

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