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愛の嵐

第17章 氷魚の嵐

《松本side》

動けない
突き放せば済む
それは分かってるのに
雅紀の姿に心を奪われて
この刺激に翻弄されて
欲しくなっている

相「どうしたの?」

見下ろしてくる
ニヤリと妖艶に笑う雅紀に息を飲む

松「どうしたいんだ?」
相「言ったよね?俺が抱くって」

肩を押されベッドに横になる
抵抗する気は無い
もし俺の言った言葉で雅紀を傷つけて
この状況を作ったのなら
全てを甘んじて受けよう

ゆっくり覆い被さってキスされる

松「なっ!んんっ、っは」

一瞬酷く悲しい顔をした
俺は見逃さなかった
胸の奥を鷲掴みにされたみたいに苦しい

雅紀は俺の自身を優しく握った

松「はっ、んっ、っく」

ゆっくり雅紀の中に埋まって行く
厭らしく卑猥な光景に目が離せない

相「あぁ!んっ、はぁ、あっ、あん」

俺の上で背を逸らし俺を受け入れていく

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