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愛の嵐

第15章 激写の嵐

櫻「相葉くん!」
相「分かってる!」

雅紀は手にした薄手のコートを俺に掛けて抱き締めた

ニ「離せよ!」
相「うるさい!黙ってろ!」

強く言われたのにキュンとした
男らしい雅紀を前に大人しくしてしまう

相「この角度でいい?」
松「あ~うん、そのまま!」

カシャッとシャッター音がした

ニ「な、何してんだよ!」
櫻「スクープ撮ったの」
ニ「はぁ?スクープって何だよ」

慌てて雅紀の腕を振り払う
皆の前で恥ずかしい

松「良く撮れてるよ~!見て?」

渡されたデジカメを見る

ニ「え・・・これって」
大「可愛いよね~、ニノ!」
櫻「本当に別人だもんね」
松「襲いたくなる」
相「松潤!」
松「はいはい」

みんなの声は俺に入って来なかった
あの写真の女は・・・俺?
まさか、そんな
恐る恐る雅紀を見ると、ニッコリ笑っていた

相「俺の浮気の相手!分かった?」
櫻「女の子だから~・・・二宮和也だから~、なり・・なるちゃん!」
大「なるちゃんかぁ♪似合ってるね」
松「なるちゃんって・・・プッ!」

誰がなるちゃんだぁ!
笑うな~

相「可愛いよ、和!」

カァと顔が熱くなる
雅紀を直視出来ないよ

櫻「とりあえず座って。ご飯食べながら説明するよ、相葉くんが♪」
相「はい、分かってますよ~」
松「ご飯頼んでるから持って来てもらうね」
大「俺は疲れた」
相「ははっ、ありがとねリーダー!」

拳をぶつけ合ってる
俺は申し訳ない気持ちでいっぱいだった

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