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愛の嵐

第6章 遠出の嵐

《相葉side》

俯き頭を抱えて泣いている
肩を震わせて泣く姿はあまりにも小さい
いつもは自信に満ち溢れて、格好良くて、手が届かないくらい大きいのに・・・
でも、今の姿が愛おしくて仕方ない

相「大丈夫だよ!俺は傷ついてなんかない」

胸に頭を抱き寄せて言い聞かせる
俺の想いはこんなもんじゃないって聞かせてやる

相「潤、俺さぁ、今になって気付いたんだ。不安なのも怖いのも俺だけじゃないんだよね。求めてたのは俺も同じだし、他の方法なんて思いつかなかった」

いつもしてくれるように優しく背中を撫でてみる
不慣れなのは今まで俺が甘えてばっかりだったから
これが俺のダメな所だろう

相「潤、いつも俺の事考えてくれてありがとう。俺バカだから気付かなくてごめんね」

俺が抱き締める事も無かったんだ
受け身で、全てを受け止めて貰ってたんだ
今頃気付くなんて本当バカだな、俺

相「俺にも甘えて?頼り無いかもしれないけど、潤の為に俺はいるんだから」

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