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愛の嵐

第44章 翠黛×叙情=戯言

《相葉時間》

一人取り残された部屋で口元を緩ませた

相「可愛い過ぎでしょ~」

独占欲や嫉妬心の強い和也
だからそこをつつく
そうすれば俺だけを見てくれる

相「誰も気付かないもんだね~」

俺が気を引く為にやってるだけなんだよ
もっと夢中になって
もっと俺だけを見て
もっともっと俺を好きだと言って欲しい
ワガママで貪欲な想い

相「俺に溺れて欲しいんだよ。まぁ、だから甘やかすんだけどね~♪」

俺の独占欲
俺がいないとダメってなって欲しいなぁ

櫻「相葉く~ん?こらぁ!あ~い~ば~!!」
相「お迎えだなぁ」

ふぅっと深呼吸を一つ吐いた
部屋から顔を出して笑顔を見せる

相「は~い♪翔ちゃ~ん!」
櫻「あっ、いた~!探したんだからな」
相「ごめんね~。ちょっと野暮用♪」
櫻「ニノか?」
相「うん!再会の挨拶♪」
櫻「昨日も会ったのに再会はね~って」
相「昨日ぶりなんだから再会だよ~!」

はいはいっと呆れながら先を歩き出した
その後ろを鼻歌を歌いながら歩く
腹に抱えた想いを微塵も見せないように

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