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愛の嵐

第44章 翠黛×叙情=戯言

膝の上に座り雅紀に啄むようなキスをする
時々・・本当に時々だけど
雅紀に甘やかされるままに甘える事がある
そういう時は必ず俺の嫉妬が酷くて宥められてる時だ

相「大好きだよ、俺の全ては和也のモノだ」
二「心も・・・身体も」
相「あぁ、全部だよ」
二「じゃあ、俺も・・・」
相「うん?俺のモノでしょ?」

恥ずかしくなってキュッと首に抱き付いた

二「仕方ないから雅紀のモノでいてやる」

可愛げないかもしんないけど
これが精一杯なんだ
それでも雅紀なら

相「うん!どんな理由でも構わないよ。和也が俺のモノでいるなら♪」

受け止めてくれる
他の人が見れば突き放してるように見えるけど
ただ甘えてるだけなんだ
どんな俺でも受け入れ包み込んでくれると

二「好き」
相「ふふっ、可愛い」
二「可愛いとか言うな、相バカ!」
相「ごめん、ごめん♪」

謝る気のない謝罪に怒る気も失せる
肩に頭を乗せ抱き付いていると
優しく背中を撫でて甘やかしてくれた

~♪~♪~♪

メールの着信を告げる音が聞こえる

相「誰?」
二「ん~、松本さん」
相「何だって?」
二「早く来い!ってさ」
相「そっか、じゃあ行かないとだね」
二「うん・・・夜」
相「ん?・・いいよ。終わったらおいで」
二「うん」

雅紀の手を離れ薄暗い部屋を出ようとした後ろから急に抱き締められた

相「いってらっしゃい♪」

首筋にキスされて甘い痺れが身体を走った
甘美な痺れに眩暈を起こしてしまう
けど、仕事だと思い出してなんとか立ち直った

二「う、うん」

熱くなりかける身体を抑えながら部屋を後にした

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