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愛の嵐

第43章 腐れ縁×存在意義=幼馴染

《相葉side》

相「ちょっと!翔ちゃん!!・・・なんてね」

やり過ぎたかな
でもこれで良かったのかもしれない
こうして突き放してくれたら
いつか諦められるかもしれない
でももしかしたら・・・って
期待はしちゃいけないよな
流されてヤッてただけだろうし
きっと俺とキスした事ないなんて気付かないよなぁ

相「しばらくは一人でいよっかな」

今まで通りの幼馴染に戻ってあげるよ
慣れて疼く身体は自分で何とかなるだろうし
胸に出来るだろう穴は時間が埋めてくれる
だからさ

相「一緒にサッカーはして欲しいなぁ」

予鈴が聞こえる
それでも此処から動けない
動けば足元から崩れ落ちそうだから
昨日あれだけ泣いたのにまた目頭が熱くなってきた

相「やっぱさ、諦めるとか・・・無理だろ」

澄み渡る青空を見上げても涙は頬を伝う
誰か俺を止めてくれよ
そうじゃないと

相「壊れそうだ」

歩き出すのに時間がかかった
二限目もサボって保健室で寝て過ごす事にした
保健の先生は俺の顔を見てスンナリ留まる事を許してくれた

相「酷い顔してんだろ~なぁ」

先生に渡された濡れタオルを目に当ててベッドに潜り込んだ

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