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誠の華

第2章 小姓ってこんな感じなの?






優side~




拳を握り締め、今度は雄叫びを上げる事無く、噛み締めた様に震える藤堂君



茫然自失の沖田さんと負けた瞬間、眉間の皺を深くする斎藤さんに苦笑い気味の原田さんと永倉さん


私はと言うと瞳をパチパチとしながら口を開けずにいた



そして追い出す様に四人をグイグイ押し出す藤堂君



「ちょ、待って下さい、もう一度...「次は絶対本番って言ったよな?」」

「おいおい、平助ちゃん、本気か?」


中々出て行こうとしない四人をギッと睨みつけると声を張り上げた藤堂君


「良いから出てけよ!!!」




ピシャリ締められた麩



締められる瞬間の沖田さんと斎藤さんの表情が少しだけ苦しそうに見えた



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