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会議室から恋。

第14章 2

「・・・杉山さん。わかってる・・・?」

「え?」

「こんな時間に男を連れ込むってどういうことか」

「え?!あたしそんなつもりじゃ・・・」

「オレは、何もしない自信はないよ?」

それでも、一緒にいたくて。

坂下さんの腕を離すなんてできなかった。

「わかった。離して」

無理やり、手をどけられた。

無言で、窓を閉め、車は発進した。

あぁ。

あたし、あきられちゃったの?

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