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会議室から恋。

第14章 2

家の前につき、あたしは車からおりる。

「じゃあね。また明日」

「待って!」

「ん?」

走り出そうとしている坂下さんを呼び止める。

「あの…よかったら、お茶でも…」

あれ。

あたし、何言ってるんだろ。

「こんな時間に部屋にあがるつもりないよ?」

「でも!ちょっとだけっ…」

ハンドルに乗る坂下さんの腕を掴む。

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