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この手を離さないで

第6章 第六章 柚希




俺がお前にしてやれることはもう無いのかー?












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3年前…。





仕事帰り2人並んで家に帰る。


ふと、俺の右手を柚希がそっと握った

『何してんの?』


「手繋いでるの!」


ニカッと柚希はいたずらっ子のように笑う



『馬鹿、お前さー俺のこといくつだと思ってんの?』



「えーと、24歳だよね。
それがどーかした?」


『24歳にもなって手繋いでたら恥ずかしいだろ。
ったく、高校生じゃあるまいし』





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