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パパとママのタカラモノ。

第3章 新生活。




「すみません。奥さまは痛みで混乱されていますので、旦那さまは病室の外でお待ちいただけますか。」


担当の看護師さんが
智ちゃんを誘導して
病室の外に連れ出してくれた。


「こんな痛み、男には分からないよね‥。」


婦長さんが
氷枕を取り換えながら
そう呟いた。

何で智ちゃんは遊んで
自分の不注意で事故って
ぅちがとばっちり受けなきゃ
ならないわけ!?


奈央「先生、智ちゃんを叱ってもらうことって、可能ですか?」


智ちゃんは優しいけれど
何だかんだいっても
その優しさの裏は
ただのマザコンだったりする←


「叱る、とまではいけないけど、注意くらいなら可能ですね。ご希望ですか?」

奈央「なるべく、厳しめにお願いします。」

「わかりました(笑)担当の看護師にも、伝えておきますね。旦那さんには一度、両親学級に何としてでも、出席していただきましょう。」


という先生の判断で
1週間後の水曜日に
両親学級への出席が
決まった。


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